2018/01/21

歌舞伎座ってどんな所?歌舞伎座レポ【桟敷席で歌舞伎を鑑賞】桟敷席ってどんな感じ?桟敷席だけで味わえるお弁当?

歌舞伎座で歌舞伎を見る



歌舞伎座は東京都中央区銀座4丁目にある歌舞伎専用の劇場です。

最寄駅は東京メトロ日比谷線または都営浅草線の東銀座駅。

3番出口を出ると、目の前にお土産屋さんが密集したにぎやかな木挽町広場があらわれます。

歌舞伎座土産に買って帰りたいお菓子や雑貨がたくさん。土産品の屋台がひしめき合う木挽町広場は、試食もできるお店が多く、一軒一軒見て回るだけでかなりの時間を要します。歌舞伎の昼の部を見るなら見終わった後、夜の部を見るなら歌舞伎を見る前に寄ることをおすすめします。

木挽町広場のエスカレーターを上がると、すぐ右側に歌舞伎座が。

歌舞伎座

歌舞伎を見る時に便利な「イヤホンガイド」は歌舞伎座の外でもレンタル可能。保証金1,000円とレンタル料700円の合計1,700円で借りることができます。
帰りにイヤホンガイドを返却すると、保証金の1,000円は返してもらえるので忘れずに返却しましょう。

イヤホンガイドとは、歌舞伎の進行に合わせて音声で同時解説をしてくれる便利で心強い味方。あらすじや配役、衣装やメイク、歌舞伎の道具や約束事などを教えてくれるので、初心者は必ずレンタルするべき。これがあるのと無いのとでは、歌舞伎の楽しみ方がまったく違ってしまいます。

レンタルしたら、あとは歌舞伎が始まる前にイヤホンを耳に入れるだけ。音量調節ボタンがあるのみなので、音量調節以外は何もしなくても自動的に解説が始まります。


桟敷席ってどんな席?


桟敷席とは劇場の左右両サイドに作られた一段高い座席で、舞台とは垂直に作られており、座席は掘りごたつ式になっています。テーブルがあり、座席にはお茶が用意されている贅沢なお席です。
2名ずつの半個室で、隣とは仕切りがあり、靴を脱いで座ります。

桟敷席のドア

桟敷席は花道に近い西と花道と遠い東の2タイプがあり、それぞれ、画像のようなドアから入室します。一つのドアにつき2名の定員です。
中はそれほど広くありませんので、他人と二人きりになるとかなり気まずいため、桟敷席を取る場合は2名単位の方が絶対良いです。

ドアを開け、中に入ったら靴を脱いで上がります。座椅子が二つ並んでいるので、そこに腰掛けます。掘りごたつ式なので、足は下におろせます。

テーブルには既にお茶のセットが。

お茶

ティーバッグとポットがあるので、自分でお茶をいれ、好きなタイミングで飲むことができます。このお茶はティーバッグといえ、かなり美味しかったです。

桟敷席から

桟敷席(西)からはこんな感じで舞台を見ることができます。花道はすぐ目の前。何度も役者が通るので、衣装の豪華さも役者のメイクもはっきり見ることができます。そのため西の桟敷席の方が早くチケットが無くなってしまうようです。
東の桟敷席は花道からは遠いのですが、役者は東を向いて演じるので、正面から見たい人は東の桟敷席が良いでしょう。近くで迫力を感じたい人は西の桟敷席がおすすめです。


桟敷席だけで味わえるお弁当がある?


届けられたお弁当

2日前までに電話で予約しておくと、桟敷席だけの特別なお弁当が席まで届けられます。桟敷席はドアと座椅子の間にカーテンがあり、開演後は係員さんがカーテンを閉めてくれるのですが、幕間の前にはドアとカーテンの間(靴をぬぐスペース)にお弁当が届けられています。

幕間にカーテンを引くと、ジャジャーン。お弁当が置かれていました。

早速中を開けて取り出してみました。

2段の幕の内弁当と熱いお吸い物。

桟敷席だけの特別な幕の内弁当

とても凝ったお料理ばかり。料亭の味です。品数が多く、量もかなりあるので、30分ある幕間で食べきれなかったほど。1時間くらいかけてゆっくり味わいたいお料理でした。

食べ終わると係員さんが下げてくれます。


桟敷席で幕の内弁当
桟敷席ではこの幕の内弁当の他にお寿司のお弁当【桟敷寿司】も選べます。幕の内も寿司も、どちらも3,800円です。
予約がないと食べられないので、必ず2日前までに予約しておきましょう。

もちろん、この桟敷席の特別弁当しか食べられないわけではありません。場内には色々なお弁当が売られていますので、当日お好きなお弁当を購入して座席で食べることもできます。

ただ、桟敷席でないと味わえないお弁当なので、せっかく桟敷席に座るのであれば、ここは桟敷幕の内か桟敷寿司を選びたいところです。


2018年新春大歌舞伎 昼の部は11時開演、途中3回の休憩(30分、20分、15分)をはさみ、終演が15:30でした。
夜の部が16:30からで開場が16時ということを考えれば、昼の部が終わってから30分ほどで夜の部が開場ということになります。すごいですね。そんな短い間に場内を整え直すわけですから。長い歴史の中で培われたプロの仕事という感じがいたします。


歌舞伎座は2013年に新しくなり、とてもきれいになりました。
気軽に見られる一幕見席というのもあります。一幕ごとに料金を払って見る席で、格安料金の当日券となっています。
歌舞伎は敷居が高くて、なかなか見に行けないという方には、入門編として一幕見席もおすすめです。

歌舞伎のチケットは今はネットで座席も選んで購入が可能なので、興味がある方は歌舞伎の公式サイト【歌舞伎美人】をチェックしてみてくださいね。










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