それはケーブルカーとゴールデンゲートブリッジです。
ケーブルカー
1873年に開業したサンフランシスコケーブルカーは世界最古の手動運転の循環式ケーブルカーです。
坂が多いサンフランシスコの街において、歩いて観光するというのはかなり至難の技です。
何らかの乗り物を利用して移動することになるのですが、その方法はタクシー、Uber、バス、路面電車、地下鉄、バート(高速鉄道)、そしてこのケーブルカーなどがあります。
その中で最も観光色が強いのがケーブルカーで、乗客のほとんどは観光客です。
乗車料金は7ドル(2019年時点)で、路面電車などに比べるとかなり割高となっています。それは日常の移動手段というよりも観光としての付加価値の部分が大きいために他なりません。
始発駅のチケット売り場でチケットを購入することもできますし、車内で車掌に料金を支払うことも可能です。
1日乗り放題、3日乗り放題、7日乗り放題というパスポートもありますが、このパスポートだとケーブルカーだけでなくMuniというバスや路面電車などにも乗り放題になるため、かなりお得になっています。
こちらはケーブルカーの車内です。
黄色いベストを着ているのが車掌です。
始発駅はユニオンスクエア 近くのダウンタウンと、フィッシャーマンズワーフにあります。
こちらの画像はフィッシャーマンズワーフ駅ですが、ここではなかなか見ることができない手動でのケーブルカー回転、方向転換をじっくりと見ることができるのです。
この丸い木製の台上でケーブルカーが方向を180度転換します。
数人の車掌がゆっくりとケーブルカーを押して動かしていくのを見るのはとても面白いので、おすすめです。
ケーブルカーは常に混んでいるため、乗車するのには行列に並ぶことがほとんどです。
乗車までに30分以上かかるのは普通のことなので、かなり時間に余裕を持って乗車場に行くのをおすすめしたいと思います。
ゴールデンゲートブリッジ
ゴールデンゲートブリッジ(金門橋)は1937年に完成した橋で、1964年までの間はスパン世界一の橋でした。
ゴールデンゲートブリッジを渡るにはいくつかの方法があります。
歩く、レンタル自転車を借りる、タクシーやUberを使う、バスに乗る、Hop on Hop offバスなどの観光バスに乗る。
いずれの方法を使うかは、どのようにこの橋を楽しみたいかによると思いますが、注意するべきことは同じです。
それは寒さ。
真夏でも、この橋のあたりはかなり温度が低く、風が強いので、長袖の上着くらいは準備していく方が安心です。
8月にBIG BUS(オープントップの観光バス)でこの橋を渡りましたが、冷たい風が容赦無く吹き付け、あまりの寒さにダウンジャケットが欲しくなるほどでした。
風を通さない薄手のジャンパーを着ていたのに、それでは全く防寒にならないほど寒かったのです。
中には半袖短パンの観光客も数人いましたが、かなり辛そうでしたので、ゴールデンゲートブリッジに行くなら防寒対策は少なくとも必要だと思います。
橋を渡りきると、このような展望スポットがあります。
海越しにサンフランシスコの街並みを眺めることができ、撮影場所として大人気です。
今回は、サンフランシスコに行ったら絶対外せない二つの観光スポット、ケーブルカーとゴールデンゲートブリッジをご紹介しました。