2017/11/16

トラブル ママ友との関係どうする?しくじるとこわい!?幼稚園編

幼稚園でのママ友付き合いとは?


ママ友とのお付き合いがピークになるのが、この幼稚園期です。

入園前のような親子一体型から、「親は親と」「子は子と」という関係性に移行していくのがこの時期になります。しかも、まだ子どもが小さいため、親と子は切り離せないことから、「親子と親子」という関係性も同時にとても重要になってきます。

幼稚園に入ると、「同じ組」という狭いくくりの中で人間関係を形成しなくてはならなくなります。
入園前はいろいろな公園に行くこともできますし、幼児教室なども自由に選べるため、いろいろな人と会うことができますが、幼稚園に入ると、他の幼稚園や保育園の子どもとはあまりお付き合いはできなくなるのが普通です。

「同じ幼稚園」、しかも「同じ組」という枠組みが課せられてくるのが、幼稚園でのお付き合いの厳しいところです。
この狭い世界でのお付き合いに失敗すると、悲惨な1年、下手をすると悲劇の数年を過ごさなくてはならなくなります。

幼稚園は行きと帰りのお迎えが必須ですし、行事も多く、ママの参加が不可欠になってきます。保育園とは違い、幼稚園の場合はママの関わりがとても深いので、ママの負担もかなり大きくなることを覚悟しなくてはなりません。

遠足も、運動会も、学芸会も、ママも一緒に参加しなくてはならないことがほとんどです。送り迎えのご挨拶も毎日の日課となります。
子どもが幼稚園に行っている間は幼稚園のママ友たちとほとんど毎日のように顔を合わせることになるのです。

もしも仲良しのママ友ができず、一人浮いた存在になってしまったとしたら?それはもう地獄の日々となるでしょう。

たとえばママ自身が一匹オオカミでもかまわないという性格だったとしても、子どもはどうなると思いますか?幼稚園から帰っても、遊びに行くお友だちの家がない、遊びに来てくれる友だちがいない。遠足で一緒にお弁当を食べる親子がいない。運動会でお昼を孤立して食べなくてはいけない。学芸会の準備で衣装を作ることになっても、一緒に相談しながら作ってくれるママ友がいない。そんなことになったら、親も子も不幸以外の何ものでもありません。

幼稚園ではママ友は絶対に必要なのです。

ママ友作り どうする?


では、幼稚園でのママ友作りに失敗しないためにできることは何でしょうか。

コミュニケーション能力の高いママは何の問題もなく仲良しのママ友を作ることができるでしょう。
入園前からのママ友が同じ幼稚園に入り、同じ組になれば、そのままの関係を続ければいいだけです。

でも、入園前の仲良しママが別の組になってしまったりすると、幼稚園行事でいつも一緒に行動することが難しくなります。どうしても同じ組に仲良しママがほしくなるものなのです。
幼稚園によって、クラス替えがない場合も、クラス替えが毎年ある場合もあるでしょう。
クラス替えがない場合は入園時が勝負。ここで確実にママ友を確保しておかないと、残りの2~3年が辛いものになってしまいます。
クラス替えが毎年ある場合は、毎年4月が勝負になります。同じ組の中で気の合うママ友を見つけるのは、自分自身が学生時代にクラス替えの度に友だちを作ったあの感覚とほとんど同じです。
ですが、少し違うのは、そこに子どもがいること。子どもが仲良くなれなければ、一緒に家で遊ばせることもできないし、一緒にお弁当を食べても楽しく過ごせなくなります。
ママは瞬時にママ同士が気があって、子ども同士が仲良くできる友だちを嗅ぎ分けなくてはならないのです。

子どもがママ友を連れてきてくれることもあります。子ども同士仲良くなって、園から帰っても一緒に遊びたいと言い出してくれたら、それはラッキーです。子どもを預けあって遊ばせるだけでなく、ママもお茶に誘って家でお話をすれば、ママ同士の親密さが増していきますね。
子ども主導のママ友作りも、幼稚園でのママ友作りの大きなきっかけになります。

子どもが消極的だったり、あまり友だちと遊ぶのを好まなかったら、ママが声をかけてお友だちを誘わなければ、なかなか家にお呼ばれしたり、招いたりすることができません。
ママも子どもも消極的な場合、ママ友作りは難航してしまうでしょう。
声をかけるのが苦手でも、自分を奮い立たせて、お迎えの時間に他のママに声をかけてみましょう。ママ友の輪が既にできあがっている人たちもいると思いますので、声をかけるのはそういう人たちにではなく、まだ固まったママ友がいそうでないママ。もしかしたら、自分と同じように仲良くできるママ友を探しているママ。そんな雰囲気のママがいたら、「良かったらウチに遊びに来ませんか?」と声をかけてみてください。何人かに声をかければ、きっと誰かは喜んで招待に応じてくれるはずです。

待っているだけではダメです。がんばって自分から声をかけてみましょう。

年度初めに幼稚園の役員を決めるという機会があれば、役員になってみるのも手です。役員は月に何回か必然的に集まるので、その数人のママとの絆が生まれます。話し合いの時は子どもも一緒にということが多いため、子ども同士も必然的に遊ばせることができます。役員になると確かに面倒なことも多いですが、少なくとも孤立からは絶対的に逃れられます。
人付き合いが苦手なママこそ、幼稚園の役員や係を引き受けるべきです。自分の孤独も子どもの寂しさも、少なくとも役員を引き受けている期間は感じられなくなることでしょう。

ママ友と遊ぼう


ママ友ができてしまえば、あとは楽しく親子で思い切り遊びましょう。

子どもが幼稚園に行っている間に、ママ友とランチやお茶をする。
一緒に出かける。
子どもが幼稚園から帰ってきたら、子どもを遊ばせながら、家でママ友とお茶をする。
子どもを預けあう。
土日はパパも含めて家族ぐるみで遊びに行く。家に招く。
運動会は一緒に場所取りをして、一緒に応援。お弁当も一緒に食べる。
遠足も親子で一緒に楽しく歩く。
学芸会の衣装づくりや小道具づくりも、相談しながら、一緒に楽しむ。
夏休みや冬休み、春休みなどの長いお休み中も、度々会って子どもを遊ばせ、ママ友同士も一緒に遊ぶ。

ママ友ができたら、楽しいことがたくさんできるのです。
楽しい思い出がたくさん作れるのです。

子どもに楽しい幼稚園生活を送らせるためには、たとえコミュ障気味のママであっても、絶対にママ友作りに臆病になってはいけません。
自分の問題では済まされない。子どもの人間形成にも多大な影響を及ぼすのだということを胸に刻むべきです。

自分の子には、幼稚園時代に友だちとの楽しい思い出をたくさん作ってあげたいですよね。
友だちと遊んだり、時にはケンカをしながら、「コミュニケーション」というものを学んでいける子にしてあげたいですね。

友だち作りを幼稚園時代に成功させた子どもは、これからの人生でもその経験を生かして、自分で友だちを作っていける子に育つことでしょう。

母として、子どもにしてあげられることは、自分が手本となって、友だちを作ってみせることなのかもしれません。

ママ友 幼稚園編

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