2018/09/26

クアラルンプール マレーシア旅行 ブキッ・ビンタンの屋台を楽しむ【アロー通り屋台街】サテ&バクテー(肉骨茶)&タイガービール&ココナッツアイス【詐欺に注意】

マレーシアのクアラルンプールでの楽しみの一つが屋台街ではないでしょうか。


ブキッ・ビンタン駅から徒歩5分ほどのところにあるアロー通り屋台街はクアラルンプール最大の屋台街です。




アロー通り屋台街



200mほどに渡って両側に多国籍の屋台が立ち並び、車一台通れるだけの通路を残してテーブルと椅子が並べられているのが、このクアラルンプールで最大の屋台街アロー通り。


このTigarビールが地元のビール。
屋台の看板にもこのマークがたくさん描かれています。


中華、タイ、インドネシア、モンゴルなど、様々な国の料理が味わえます。

お酒はビールが主で、ビールしか置いていないお店も多いので、他のお酒を置いている店を探すのは一苦労しました。

日本のようにハイボールやサワーなんてものは無し。カクテルも基本的に無し。ワインを置いているところがごく少数。
もうここは我慢してビールを飲むことに。

運ばれてきたビールはめっちゃ冷えてる、というより凍っていました。





メニューを見ると多くの料理が、量によって料金が3段階くらいに分かれています。
たくさん種類を食べてみたいので、一番量が少ないものを指定してオーダーしてみました。

サテ(日本でいう焼き鳥で、ビーフ、チキン、ラムがあります)の盛り合わせやバクテー(肉骨茶)、エビ料理などをいただきました。

3日間アロー通りの屋台に通ったのですが、2日目に入ったお店が2軒とも全然ダメ。
全く料理が美味しくありませんでした。
一つはタイ料理、もう一つが中華だったのですが。


1日目と3日目に入った屋台は大当たり。
どの料理も美味しくいただけました。

料金はどこもそれほど変わらないようです。

入った店で少し料理を食べてみて美味しくなかったら移動した方がいいかもしれませんね。





アサリのガーリック料理がとても美味しかったです。
手前の豚肉はバクテー(肉骨茶)、左上がエビ料理です。


3日目に食べたモンゴリアBBQは最高でした。

こちらはアロー通りではなく、アロー通りを過ぎ、マッサージ街を抜けた角にある屋台です。
セブンイレブンと隣接しているので、セブンイレブンでお酒を買ってきて飲んでも怒られません。

チキンの串焼きや、好きな魚介、野菜、厚揚げなどの串焼き(油で揚げるのも可)、サテなどがありますが、どれもその場で焼いてくれて、調味料を振りかけて、テーブルに運んでくれます。



これはチキンの串焼きとラムのサテですが、とっても美味しいです。
オクラの串焼きも絶品でした。

おすすめのお店です。



アロー通り屋台街はフルーツを売っている屋台もたくさん。
ドリアンが強烈な匂いを周囲に放っているので、近くを通る時は息を止めなくてはならないほどきついです。

ドリアンを食べる時はビニールの手袋をして食べるみたいですね。それほど匂いが強烈で手についてしまったら落ちないのでしょう。
あんな臭いものが美味しいなんて、想像ができませんが。




そして、アロー通り屋台街の名物の一つ、ココナッツアイスクリーム。

8リンギット(1リンギット32円として256円)で好きなフレーバーのアイスが3つと好きなトッピングを付けられます。

ココナッツの実をナイフで削って食べやすくしてからアイスを盛ってくれるので、ココナッツの実とアイスを楽しめます。



詐欺に注意



アロー通りで詐欺師に声をかけられました。

男女二人組、ヒスパニック系な感じの人種です。

まず女性が私にチャイニーズレストランはどこかと地図を見せながら話かけてきました。

私が日本人だからわからないと答えると、男が「私はドバイから来た。寿司は大好きだ」と。

そのまま別れた後、5分後にまた二人が近づいてきて話しかけるのです。

男が「日本には行ったことがないが、日本円は今何ドルくらい?」と聞くのです。
なんか変だぞと思いましたが、とりあえず110円くらいかなと答えました。

すると、男は財布を見せて中に入っている米ドル札を私に見せてきます。

「日本円を見たことがないんだ。持っていたら見せてくれないか」


ここではっきり認識しました。これは詐欺ですね。
ここで財布を見せたりお金を見せては絶対ダメです。

「今持ってないの。ホテルに全部日本円は置いてきてるから」と言うと、二人はあきらめてその場を去り、他の人に声をかけていました。

こういう詐欺がマレーシアでは結構多いようなので、注意したいものですね。







2018/09/25

クアラルンプール マレーシア旅行【ペトロナス ツインタワー】【KLCC公園】と【タクシー事情】

ペトロナスツインタワー


マレーシアのクアラルンプールで最も有名なのが、このペトロナス・ツインタワーではないでしょうか。



1998年に完成したこのツインタワーは高さ452m、日本のハザマ建設がタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を建築し、41階42階で二つのタワーがスカイブリッジで結ばれています。

今回はブキッ・ビンタンのショッピングセンターパビリオンからこのペトロナスツインタワーを目指します。



こういった歩道橋がありますので、表示に従って歩いていきます。


雨にも濡れませんし、エアコンもガンガンきいています。
とても広々とした歩道橋ですね。


歩道橋が終わり、外に出るとそこはKLCC公園が。

目の前にはペトロナスツインタワーが現れます。


素敵なウォーターファウンテンがあったりします。


プールは子ども用。浅いですが、広~い。


遊具もたくさんあって、子ども達がたくさん遊んでいました。



イルカの像がある池。


TAMAN KLCC パークの案内図です。
かなり広くて大人も子どももゆっくり楽しめる造りになっています。

ただ、水が多いので小さな虫がたくさん飛んでいます。



そしてショッピングセンター《スリアKLCC》の中へと。

このショッピングセンターの上がペトロナスツインタワーになっているんですね。


展望台に上がって眺めを楽しみたい方は1人80リンギット(1リンギット32円で換算すると2,560円)でチケットを購入して見学が可能です。(子ども料金は33リンギット)
ネットでも前日までならチケットが購入できます。





クアラルンプールのタクシー




帰りはホテル(JWマリオット)までタクシーで帰ることに。

スリアKLCCの外に出るとタクシーの表示がありました。
そちらに歩いていくと「タクシー?」と声をかけられ、行き先を聞かれましたので、「JW マリオット」と答えると、こちらに来いと呼ばれ、ついていくと、道路に停められた赤と白のタクシーにたどり着きました。

タクシーは空港からホテルまでのクーポンタクシーしかまだ使ったことがなかったので、こういった流しのタクシーは初。
安易に乗り込んでしまったのですが、乗ってから25リンギットと言われました。
(1リンギット32円として800円)

歩いても10分くらいの距離なのに日本のタクシーと同料金くらい取られるなんて、完全にぼったくりです。

が、もめ事を起こしても怖いですし、まぁもめるほどの金額でもないので、何も言わずに払ってしまいました。


流しの赤いタクシーに乗る場合は、乗る前に料金の交渉をした方がいいのですね。
メーターを動かしてくれれば、そのまま支払えばいいのですが、今回のタクシーはメーターは全く動かさず、言い値でした。


青いタクシー(ホテルなどで呼ぶ時は必ず青)は高いです。
通常の赤いタクシーの倍ほどの料金が取られますが、安心して乗れる高級タクシーのようです。


KLセントラルのヒルトン・クアラルンプールからKLIA(クアラルンプール・インターナショナル・エアポート)に向かう時、ホテルのボーイが青いタクシーを呼んでくれました。

帳簿に部屋番号と名前を記入し、料金170リンギット(1リンギット32円として5,440円)と言われたので200リンギットを渡しました。
ボーイがタクシーの運転手に行き先を告げてくれ、運転手からおつりをもらって、こちらに手渡してくれます。

前払いなので、安心ですが、料金は高いです。

入国後にJW マリオットに向かったクーポンタクシーが深夜料金の割増が加算されて175リンギットと高額だったのですが、それとほとんど変わりない料金でした。

既に料金は支払い、行き先も告げてもらっているので、あとは車に揺られて空港に着くまでゆっくりするだけです。

空港に着くと、運転手が荷物を降ろしてくれます。



マレーシアのタクシーに乗る際は、それがどんな種類のタクシーか把握しておく必要があります。
特に赤いタクシーに乗る時はメーター制なのか交渉制なのか確認して、交渉制なら値下げ交渉してから乗り込むのが良いというのが教訓でした。

それにしても、物価が安いと思っていたマレーシアですが、日本よりやや安いくらいで、すごく安いという感じはありません。
開発が超スピードで続いているクアラルンプール。
今後もどんどん物価は上昇しそうです。






2018/09/24

クアラルンプール マレーシア旅行【バトゥ洞窟】ヒンドゥー教の聖地で272段の階段を上る 王宮&国立モスク&国家記念碑&独立広場

マレーシアのクアラルンプールに行ったら、絶対に訪れたいスポット【バトゥ洞窟】。

バトゥ洞窟はバトゥ・ケーヴスにある巨大な洞窟で、ヒンドゥー教の聖地とされています。


年中無休で8時~19時まで無料で入ることができます。



入り口に立つ巨大なムルガン神像は圧巻です。世界で最も高い神像といわれています。
その高さは約42.7m。

その像の左に見えるレインボーカラーの階段が272段あります。

見上げただけで疲れそうな階段ですが、色ごとに踊り場が設けられているので、途中、一息つきながらゆっくり昇れば、それほど辛くありません。


バトゥ洞窟の中は鍾乳洞になっています。



272段上りきるとこんな感じの場所に出ます。
鍾乳洞が神秘的ですね。

カラフルな神殿があり、中では祭祀が行われています。



クジャクの飾りがずらっと並んでいるのが特徴です。


とても美しいですね。中に入ることも可能です。
その場合は入り口で靴を脱いでから入っていきます。


洞窟の先にまた階段がありますので、そちらを上るとこういった感じになっています。


洞窟には猿がたくさん。猿のエサも販売されているようで、猿の方も人を恐れている様子は微塵もありません。



階段を下りていく時は足元に注意しましょう。
ここを転げ落ちたら大変です。


所々で猿が飛び出してくるので、驚いて足を滑らせないように。

手すりもありますので、ゆっくり下りていきます。


神像の後ろ姿です。神々しいですね。



駐車場から洞窟に向かう道の両脇にはお供え物屋さんがたくさん。



とにかくカラフルで可愛い色合いの建物が。


色彩がとても美しいので、クアラルンプールを訪れたらぜひバトゥ洞窟へも足をのばしてほしいです。

電車で行くこともできますが、バトゥ洞窟に車で連れていってくれるオプショナルツアーが10,000円ほどなので、そちらを利用するのもおすすめです。

バトゥ洞窟だけでなく、イスラムの国立ムスクやマレーシア国王の王宮独立広場国家記念碑、すず工場のロイヤルセランゴールペトロナスツインタワーの全景が撮影できる場所などの主要な観光地を短時間で巡るので、あまり時間がない旅行客にはありがたいツアーになっています。




↑【マレーシア国王の王宮 ISTANA NEGARA】↑


↑【国立モスクの中】↑

モスクは金曜日は中に入れませんので、曜日に注意が必要です。
女性は紫のローブ《アバヤ》を無料で借りることができますので、それを頭からかぶって入ります。
男女ともに靴は脱いで下足入れに置いてから中に入らなくてはなりません。


↑【国家記念碑】↑

マレーシア共産党との戦いで亡くなった兵士たちを称えるブロンズ像です。



↑【独立広場】↑

独立広場は、1957年に初代首相がイギリスからの独立を宣言した場所です。


↑【ペトロナス・ツインタワー】↑

この他にマレーシアで有名なすず製品のロイヤルセランゴールの工場見学、お土産屋さんにも立ち寄りがあります。

朝9時にホテルピックアップ(自分のホテルでない場合もあり)、夕方3時から4時くらいまで、昼食付、車で日本語ガイド付きで案内してもらえますので、こういうツアーを利用するのも良いのではないかと思います。








2018/09/21

映画レビュー『ADRIFT アドリフト』あらすじ【ネタバレあり】

『アドリフト ADRIFT』は実話を元にした映画です。

嵐で遭難した船上で1か月半もの間生き延び、救助された女性タミと、その恋人リチャードの短くはかない恋の物語でもあります。




あらすじ


1983年タヒチ。

タミはサンディエゴからこの島にやってきた。

YCPマリーンで働きながらタヒチで生活していたタミは、イギリス人のリチャードと知り合う。

造船所で働いている間に自分の船を造ったリチャードは、その船で世界中を旅していた。

二人は惹かれあい、恋に落ちる。


市場で老夫婦に声をかけられるリチャード。
その老夫婦はピーターとクリスティーン。クリスティーンの母が具合が良くないためロンドンに戻ることになったという。

リチャードは老夫婦からハザナ号という船をカリフォルニアに運んでほしいと依頼される。
運んだ報酬は1万ドル、おまけに帰りの飛行機はファーストクラスという破格の申し出に、リチャードは帰りのファーストクラスを二人分にすることを条件提示し、夫妻はそれを承諾。交渉成立となった。


リチャードの船で世界を旅する夢を抱いていたタミだったが、ハザナ号をサンディエゴに運ぶことを渋々ながら了承した。
タミはサンディエゴに帰ることを嫌がっていたのだ。

久しぶりに実家に帰ることになりそうなタミは母親に手紙を書く。


タミは船上でリチャードからプロポーズされ、二人は婚約者となった。



突然、風が強くなる。
クラス4の竜巻が近づいていた。嵐だ。

船はおもちゃのように荒れた海に揺さぶられ、二人は必死で回避しようと試みるが、リチャードは海に投げ出され、タミは船内に打ち付けられ気を失ってしまう。

タミが気づいた時、船にリチャードの姿はない。
叫ぶタミ。

タミは壊れた船を必死に直そうとする。

ふと海を見ると、小舟につかまって浮いているリチャードを発見する。
タミは縄を自分に結び付けてから海に飛び込み、リチャードを船に引き上げた。
リチャードは足を粉砕骨折し、あばらも折れた状態で重症だった。


漂流2日目

動けないリチャードの代わりに、タミが船の位置を調べる。
だが、船のいる場所は飛行機の飛行経路でもなく、船の航路でもない。
助けがくることを期待できない絶望的状況だった。

ただ、運が良かったのは、船の水が使えたことだった。
食料もある。

タミはピーナツバターをリチャードと共に舐めた。


漂流5日目

ハワイまで800マイル以上。思った方角に船が動かない。
タミは海に潜って、スクリューに絡まった船の帆を取ろうと試みる。


漂流10日目

水が切れそうだった。
魚の缶詰とスパムと激辛ソース。食料はわずかしか残っていなかった。

リチャードは生き延びるために、タミに魚を獲るように促す。
ベジタリアンのタミは魚を殺すことはできないと言うが、生きるために仕方なく海に潜り、モリで魚を突こうとする。

だが、魚を獲ることはできなかった。

雨が降り出す。恵みの雨だ。
水を溜められる容器を船いっぱいに並べ、雨水を溜めるタミ。


漂流18日目

ギターを弾きながらタミは歌っていた。

「僕と出会ったせいで君がこんな目に」と言うリチャードに、「2人の思い出がある。何よりも貴重だわ」とタミ。


漂流29日目

大型船が接近。必死で気づいてもらおうとするタミだったが、船は忽然と消えてしまう。
幻覚を見ているの?ここで死ぬの?
タミは泣き叫ぶ。

「極度の疲労、脱水症状、せん妄状態。だが、まだ死んではいない」と言うリチャード。

「ハワイに着いたら起こして」そう言って目を閉じたリチャード。
タミは「あとわずか690マイルよ」とリチャードに言うのだった。


漂流33日目

リチャードはかなり衰弱。

再び嵐が近づく。が、ただのスコールだった。

リチャードは熱を出していた。


【ネタバレ】


ここからはネタバレです。

リチャードの姿は船上にない。

元々リチャードはいなかった。船から投げ出されたまま、行方不明であり、リチャードを引き上げて看病していたというのはタミの幻覚だったのだ。

そのことにやっと気づいたタミ。


船に一羽の鳥が飛んでくる。
陸が近いことに気づいたタミが双眼鏡を覗くと、そこには陸地が。

近くに船を見つけ、救難信号を撃つタミ。
タミはラキーノ号に助けられ、もらったリンゴにかじりついた。


救助された後、タミはタヒチに戻る。
リチャードが残したマヤルガ号に入ると、船内には二人の思い出の写真がたくさん貼り付けられていた。

リチャードは海に投げ出され33歳で死亡。タミは41日間の遭難の末、救助された。タミはその時24歳だった。


「リチャードが私を生かした」とタミは語っている。
そして、タミは今日も航行を続けているという。


【感想】


実話を元にした映画ならではのリアリティがあり、見ごたえのある映画になっている。

こんなひどい目にあっても、航行を続けているタミはすごい。というより、どんな神経をしているんだ?とやや呆れるほど。
普通なら、二度と船には乗りたくないと思うに違いない。

タミとリチャードの恋人としての期間はとても短かったけれども、大好きな旅を2人で楽しみ、同じ夢を共有して、遭難に遭うまではとても濃密で素晴らしい時間を過ごしたのだと思う。

リチャードが生きているという幻覚がなかったら、タミの神経も持たなかったはず。
たった一人で太平洋の真ん中で、助かるかもわからない日々を過ごすには、この幻覚こそが助けであったのだろう。

リチャードが傍にいるという幻覚は、リチャードが見せてくれた最後のプレゼントだったに違いない。











2018/09/20

クアラルンプール マレーシア旅行 鉄道KTMでKLセントラルからクアラルンプール駅までの行き方

クアラルンプール駅はKL市内最古の駅であり、美しい白い駅舎が残っているということでKLセントラル駅からKTM鉄道に乗って行ってみることに。



券売機は8台以上はあったのですが、ほとんど故障しているため、窓口で買う方が確実でした。

唯一動いていた券売機に並んでいたところ、二組前でその券売機もアウトオブオーダーになるという状態。
前日見かけた時もほとんどの券売機がアウトオブオーダーでしたので、これは日常茶飯事のようです。

窓口で行き先と枚数を告げればトークンが購入可能です。


こちらが改札。トークンをかざして中に入ります。

大人2枚のトークンですが、黄色とピンクでした。



可愛いですね。


KLセントラル駅からクアラルンプール駅までは一駅。プラットフォーム4にエスカレーターでおりていきます。


おりてびっくり。ホームにあふれる人、人、人。

電車が来る間隔が40分ほどあるため、人がたまってしまうようです。
このホームからは空港行きの普通電車も出ているので、最も混むホームのようです。

たった一駅乗るだけで40分待ちとは。これならタクシーの方が良かったかも。

とはいえ中に入ってしまいましたし、あと15分ほどで次の電車が来る時刻でしたので、このまま待つことにしました。



電車の来る時刻が電光掲示板に表示されていますが、その時刻になっても電車はきません。10分近く遅れてやっと電車がやってきました。

ホームにあふれる人が乗り込むわけなので電車内も混雑しています。
おまけに日本なら降りる人が先に降りるわけですが、中国人を筆頭に、降りる人をかき分けて車内に強引に乗り込んでいく人が多数。カオスです。


電車はこんな感じのラッピングでした。


そして、こちらがクアラルンプール駅構内。
なんとなくさびれた雰囲気のする地元感あふれる構内です。

出口がわからず、ホームを端から端まで探しましたが、見つかりません。
渡り廊下を渡ってプラットフォーム1に行き、ようやく出口を見つけました。
わかりにくすぎます。笑。

エレベーターは一台はメンテナンス中で、もう一台に乗り込んだら、ボタンを押しても動かず、怖くなって外に出ました。
こんなところに閉じ込められたら恐ろしすぎます。
エレベーターは乗らずに、素直に階段を使うのが正解ですね。


外に見える景色には落書きが数多く見受けられます。

ベルギーで落書きのたくさんある場所に入り込んでしまって怖い思いをした経験から、この町にも貧困や治安の悪さをひしひしと感じました。

チャイナタウンに行ってみようと計画していたのですが、このあたりはあまり歩き回らない方がいいと判断。

20分後にKLセントラルに戻る電車が来るようなので、駅の外で写真を撮ったら引き返すことに計画を変更です。



駅の外に出ると、KTMの本社ビルが。素敵ですね。

そして、この建物の向かって左にはマジェスティックホテルがあります。クラシカルで格式のあるホテルです。

クアラルンプール駅の駅舎はこちら。
全景が撮影できなかったので、一部だけですが。白亜の建物の美しさは噂通りです。





電車までの時間がないので、写真を撮り終えたら、さっさと再び駅の中へ。


帰りは券売機でトークンを購入します。


KLセントラル駅まで戻るので、頭文字のKを押すと、候補が出てきます。
真ん中の下の段にKLセントラルとあるので、そちらを選択します。


左下の水色のところで、数量を選びます。


2枚で2.40リンギットです。(1リンギット32円換算で77円ほど)


そして、こちらにお金を投入します。



黄色いトークンが出てきました。


レシートも出てきます。

まだ10分以上あると思ってプラットフォーム4に行くと、いきなり電車が入ってきました。

早く着いたのか、もしくは前の電車が遅れてきたのかはわかりませんが、日本のように時刻通りの運行ではないので、注意が必要だと実感した瞬間です。


行きの電車は横一列の座席で、いわゆる通勤電車タイプの車両だったのですが、帰りはこんな感じで横2席ずつの列車タイプの車両でした。

そして行き先はKLセントラル止まり。KLセントラルが終点の電車です。



こちらは車内に張られていたポスターです。




チャイナタウン周辺は治安が悪いような話は少し聞いていたのですが、やはり海外は観光地を少し外れただけで、治安の状態が全く変わってしまいます。

なんとなく空気感が違うのです。

いくら旅慣れているとはいえ、やはり外国人はあまり人のいない場所をうろつかない方が良いでしょう。

この駅にはマジェスティックホテルもKTM本社もあるので、実際はそれほど危険な地域ではないのだとは思いますが、それらの建物のある駅出口の反対側には、かなり荒んだ雰囲気が漂っていました。

海外では、ほんの少しでも不安を感じたら引き返すのが鉄則だと考えていますので、あえて引き返したのは正解だと思っています。