ピアノとドラムとベース、そこに尺八の藤原道山さんが加わって、どんな音楽になるんだろうと興味津々。
別にジャズにもピアノにも尺八にもとりたてて興味があるわけではないのですが、これらが一緒になるとなんか楽しそう。
わたくし藤原道山さんを存じ上げなかったのですが、この方ハムレットの舞台で昨日まで生演奏されていたそうで。
あ~「昨日まで」でなかったら、是非是非一度は見に行きたかったわー!
本当に尺八の音色と迫力は素晴らしい。
音だけでなく、もう、そこに「絵」が見えてくるんですよ。そこに竹林が見え、月が現れ、村娘や若者が登場してくるような。
物語が目の前に展開されてくる音色なんです。
深くて、奥行きがあって、色があって、光と影があるような。
この感情は日本人の祖先からの血が揺り起こされる感覚なんでしょうか。いえいえ、万国共通だと思います。
尺八の深く、幅広い音の響きが音の届く範囲の世界を変える。色づけるという感じ。
影絵の世界観に似ている気がします。
生で聞くとわかると思います。
テレビとかのメディアを通してしまうと、音の本質が損なわれてしまうということが実感としてわかります。
音楽も舞台も、生で見て聞かないともったいないですね。
尺八は竹で作られていますが、その穴はたったの5つ。
首を横に振るとビブラート、縦に振ると音が上下するんですってよー。奥深いわ。
たった5つの穴で奏でる音楽が、こんなに細かい音を表現できるのですから。これはもう演奏者の技術と感性のなせる技。
道具は単純でも、それを扱う人間の技が作り出す複雑な音。
竹から切り出して尺八を作り、最初に吹いた人の姿を思うと、なんだか一つのドラマが思い描かれます。
どんな人だったのでしょう。
そして、それをここまで高めて演奏できる藤原道山さん。どんな方なのか、とっても興味が湧いてきます。
国府弘子さんは昨年、岩崎宏美さんと2人でアルバムをリリースしているピアニストで、クラッシックからジャズまでジャンルを超越した、とても素敵な方でした。
ドラムもベースも超一流。本当に素敵な時間を過ごさせていただきました~。
(*´ω`*)
出会ったことのないジャンルのものにあえて接するって、すごーく刺激的だし、世界が広がりますね~。
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