全米アカペラチャンピオン Harmony Sweepstakes 2014 優勝の「ウーマン・オブ・ザ・ワールド」の日本公演に行ってきました。
Women of the Worldは4人の女性ボーカリストのグループです。4人の国籍はそれぞれ違い、日本、インド、イタリア、ハイチ(アメリカ)と、とても国際的な構成となっています。
彼女たちは世界各国のフォークソング、アカペラソングなどをカバーするだけでなく、多くのオリジナルソングを持ち、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの推進を支援するイベントにも積極的に参加しており、女優エマ・ワトソンが女性親善大使を務める国連ウィメンとコラボレーションしたり、ヒラリー・クリントンが設立したバイタル・ボイスのグローバル・リーダーシップ・アワードにてクリントン氏を前に演奏し、スタンディングオベーションを受けるなど、世界で華々しく活躍しているのです。
今回の日本ツアーでは、世界中で活躍しているミュージシャンで構成されたワールド・ピース・アンサンブルと共に、東京、茨城、兵庫、函館、札幌で公演を行います。
「地球のうたツアー」と題された公演は2部構成で、キューバ、ブルガリア、イスラエル、日本、ブラジル、ギリシャ、イラク、セネガルの楽曲を披露ということで、なかなか触れることのできない国の音楽を聞くことができる数少ないチャンスと思い、聞きに行ってきたわけです。
4人のボーカリストの質が本当に高く、ぶれることのないハーモニー。澄んだ歌声はヒーリング音楽そのものでした。
世界の音楽を彼女たちが歌うと、どこか親しみがあり、遠い国の聞きなれない音楽という気は全くしませんでした。
心地よくて、岩盤浴で聞いて癒されたいような、そんなリラクゼーション感。2時間の公演でしたが、あっという間に過ぎてしまい、まだまだこの音楽の中にひたっていたいという気持ちで帰途についたのでした。
日本の楽曲は「月」。誰もが知っている唱歌です。出た出た月が、まーるい、まーるい、まん丸い。というやつです。
これを4人が歌うと、日本の唱歌ではなく、世界的な音楽になるから不思議です。
「ひょっこりひょうたん島」もアンコールで披露しましたが、これもまたヒーリング音楽になってしまうんですよね。
楽しい音楽だけど、とっても癒される。女性ボーカルのハーモニーって素晴らしいものです。
4人のうち、唯一の日本人である植田あゆみさんは、恩師の先生を会場に招いており、ソロで「翼をください」を熱唱しました。
夢を抱いて世界に飛び出し、実績を重ねて日本に凱旋。恩師の前でソロを歌う。彼女の夢がかなった瞬間に立ち会えたこともまた、とっても素敵な経験でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿