2018/09/12

映画レビュー『I FEEL PRETTY アイ・フィール・プリティ』あらすじ【ネタバレあり】エイミー・シューマー主演

映画『I FEEL PRETTY アイ・フィール・プリティ』

エイミー・シューマー主演


とにかく底抜けに明るくて、終始クスクス笑えて、本当に心から楽しめるこの映画。

2回見ましたが、2回目もやっぱり笑えてしまいます。
素直におすすめできるコメディ映画です。
いえ、もし時間があったら絶対に見てもらいたい。

人にすすめたくなる、人を幸せにする、そんな強力なパワーのある映画なのです。

特に女性には笑えるポイントがいっぱい。
エイミー・シューマーの演技力は、とてつもなく説得力があって、本当に最高!
100点満点の満足度のコメディだと太鼓判を押します!


あらすじ



レネー・ベネット(エイミー・シューマー)は太っていて、顔も良くない、冴えない女性。

フィットネスジムでは足のサイズが26.5cmダブルワイドと大きいことをスタッフにバカにされ、「男性講師の靴ならその大きな足に合うかも」と言われてしまう始末。

その重い体重のせいでサイクルを破壊し、転倒。
スパッツのお尻も大きく破れ、悲惨な姿でジムを去るレネー。

ショートパンツを買おうと、お店で見ていると店員に「店舗ではサイズが限られているので、通販で探されては?」と言われ、スーパーでは母親におんぶされた赤ちゃんに泣かれ、全くいいことがない。

レネーの仕事場はチャイナタウンの地下にある狭いオフィス。
本社がニューヨーク5番街にある高級化粧品会社リリー・ルクレアのオンライン部門なのだが、このチャイナタウンの地下オフィスには同僚はたったの一人。技術職の男性メイソンだけだった。

レネーの夢は5番街の本社で働くこと。でも本社に勤務するのはモデル並みの美女ばかり。
レネーには夢のまた夢のお話だった。

ある日、サーバーがダウンして、本社に報告書が送れない事態が発生。レネーが印刷した報告書を本社に届けることに。

リリー・ルクレア本社に着いたレネー。最先端のファッションに身を包み、メイクをした美女が受付に座っている。
会話の中で、今受付係を募集中だと聞いたレネー。憧れはあるが、自分では到底無理な話だという自覚はあった。

レネーはドラッグストアで偶然ジムの知り合いと遭遇。話をしているところに男性が通りかかり、その美しい知り合いがナンパされ、電話番号を聞かれる。レネーはというと、店員に間違われてしまう。
あなたのように美しくなれたら、一度でも。とレネー。

いつものジムでソウルサイクルに参加するレネー。
カリスマトレーナーのルナは叫ぶ。
「どんな目的で来たとしても、ここでは奇跡が起こる。心を変えて。体を変えて!」
レネーは「イェアー!!!」と叫び、激しくサイクルをこぐが、再びサイクルを壊し、転倒。頭を強く打ち付けてしまう。

気が付いたレネーは、自分の体がナイスバディになり、顔も美しく変わっていると思い込んでしまう。
頭を打ったせいで、ただの勘違いなのだが、レネーは完全に思い込み、とんでもない勘違いが始まる。

すっかり自分が最高の美女になったと思い込んだレネーはリリー・ルクレアの受付係に応募。
根拠のない自信に満ち溢れ、自分をモデル並みの美女と思い込んでいるレネーを怪訝な顔で見つめていたリリー・ルクレア創業者の孫エイヴリーだったが、リリー・ルクレアの受付係になりたいという強い思いに心を動かされ、レネーを受付係として採用することに。

クリーニング店で順番待ちをしている時に出会った男性に「この店は番号を取って待つのよ」と教え、「君の番号は?」と聞いた男性がてっきり自分の電話番号を聞いていると勘違いし、無理やり電話番号を交換。男性はあっけにとられる。彼はCNNでオペレーションの仕事をしている、かなり奥手でおとなしいタイプのイーサンであった。

なかなか電話がかかってこないことにしびれを切らしたレネーはイーサンに電話。無理やりデートの約束を取り付ける。

二人のデート中、ビキニコンテストが開催されることを知ったレネーは、イーサンが止めるのも聞かず、飛び入りで参加してしまう。
スタイル抜群の女性たちに混じり、堂々とアピールするレネー。
嘲笑していた観客は、レネーのハチャメチャな明るさに徐々に歓喜、レネーのイケてるダンスに会場は盛り上がり、コンテスト参加者の中で一番の歓声を集めていた。

結果は残念だったが、レネーは飲み物とつまみの無料という特典をもらう。
司会者がイーサンに言う。「君の彼女は最高の女だ」

このビキニコンテストのダンスシーンは日本版があったら渡辺直美がぴったりはまる感じ。

とにかく自信に満ち溢れたレネーは周囲の人を戸惑わせるが、次第に虜にしていく。
初めは誰もが怪訝な表情でバカにしたようにレネーを見るが、その自信に圧倒され、明るく前向きなレネーに魅了されていくのだった。

リリー・ルクレアは高級化粧品会社だが、一般女性に向けた廉価商品の開発をすすめていた。

レネーは会議で意見を求められ、「高級化粧品はブラシがついていないが、普通の化粧品ならブラシが付いている。普通の女の子は車の中でメイクしたりするから、ブラシが必要」と提言。

一般的な女性の意見として的確な指摘をするレネーをエイブリーは気に入り、廉価商品の担当にすることに。
プライベートジェットでの出張に参加させてもらったレネーだったが、出張先のホテルでエイブリーの弟グラント・ルクレアに迫られ、部屋からグラントを追い出した後、浴室で転倒、再び強く頭を打ってしまう。

気が付いた後、元に戻っていませんようにと願いながら鏡を見るレネーだったが、完全に昔の自分に戻ってしまった自分を見て泣き、自信を失ったレネーはそのままニューヨークの自分の部屋に帰ってしまうのだった。

レネーは美しかった自分がすっかり昔のデブスに戻ってしまったことを周囲の人に知られたくなくて、部屋にこもっている。
イーサンのデートの誘いにも、自分の正体を知られたくなくて、別れを切り出す始末。

ひょんなことから廉価商品のモデルをスタイルの良い美人にしようとしていることを知ったレネーは、技術スタッフのネイサンに頼んで、リリー・ルクレアの廉価商品発表会をジャックすることに・・・。

【ネタバレ】

発表会の最中に突然ステージに現れたレネーは、美しかったころの自分と、今の自分の画像をスクリーンに映してもらい、会場の人々に二つの画像を見せる。
が、そのどちらも同じデブスな自分だということに気がついてしまう。

自分の外見は何も変わっていなかった。ただ、頭を打ったことで、美しくなったと思い込んでいただけだった。

レネーは気が付く。

それでも美しくない自分を愛してくれた友人たちや周囲の人がいたことに気づく。

発表会は大喝采で幕を閉じ、レネーはイーサンの部屋を訪ねる。
イーサンはレネーがとても美しく、すばらしい女性だと言い、そこには見た目ではない、本当の愛が存在していた。











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