2018/03/31

ラスベガス旅行 世界旅行が1日でできる町 アメリカ西部の楽園ラスベガスのホテル

アメリカ合衆国のネバダ州は乾燥した荒野の続く土地柄ですが、その中にアメリカで最も光輝く町があります。
それがラスベガス!


ラスベガスで世界旅行


カジノで知られているラスベガスですが、カジノをやらない人でも、町を歩くだけでワクワク楽しい世界旅行が楽しめてしまうのです。

アメリカの大都市《ニューヨークのビルと自由の女神》!!


ニューヨークニューヨーク

ホテル『ニューヨーク・ニューヨーク』の自由の女神は本物の二分の一サイズだそうです。
ニューヨークのビル群も再現されていて楽しいですよね。
色々な角度から写真を撮りたくなってしまいます。


パリの《エッフェル塔と凱旋門》


ラスベガスの凱旋門

ラスベガスの凱旋門です。
いかがですか?

ストリップの大通りからホテルの車寄せに行く途中にあるので、写真も撮りやすいです。


パリス

パリスホテルにあるエッフェル塔と凱旋門。夜はライトアップされます。きれいですよね。

パリスホテルの目の前はベラッジオ。噴水ショーが有名な高級ホテルです。


ベラッジオの噴水ショー

噴水ショーは平日午後3時~、土曜日は正午~、日曜日は午前11時~スタート。
夜中の12時少し前までやっているので、かなりの確率で見ることができる無料のショーです。

音楽に合わせて噴水が踊ります。音楽の種類も多く、一日のラストはアメリカ国歌となっています。


エジプトの《ピラミッドとスフィンクス》


ルクソールのピラミッドとスフィンクス

エジプトのピラミッドとスフィンクスもあります。
これだけではなく、ホテルの中にもエジプトの遺跡を模したインテリアや石像がたくさんあるので、楽しめます。


古代ローマ帝国

シーザーズパレス

シーザーズパレスは古代ローマ風。ホテルの中もローマ調です。


アーサー王伝説《エクスカリバー》


エクスカリバー

アーサー王伝説の聖剣エクスカリバーに由来し、ファンタジー世界のお城を表現したホテル、エクスカリバー。

おとぎ話の世界にいるような気分になれます。


その他に、イタリアのベネチアをテーマにしたベネチアンや、火のショーが有名なミラージュなど、魅力的なホテルがたくさんあります。

これらのホテルが立ち並ぶ大通りを《ストリップ》と呼びます。


ストリップは横断歩道が少なく、道路を渡るのには歩道橋を使います。
各歩道橋にはエスカレーターとエレベーターがついています。

とにかくラスベガスのホテルとホテルの間は離れているので(ホテルが大規模なため)隣のホテルに行くのも、すごく歩かなくてはなりません。

それに加えて歩道橋を渡る必要があるので、すぐ目の前のホテルに行きたくても遠回りして歩道橋を渡って行かなくてはならず、ラスベガスに行ったら、とにかく歩いて歩いて歩かなくてはならないので、覚悟が必要です。

一部のホテルの間はトラムでつながれているので、そういった無料のトラムも利用しながら移動すると良いです。

ベラッジオ~シティセンター(クリスタル)~モンテカルロ・アリア

↑この3つの駅を往復しているトラムは無料で、無人運転です。

マンダレイベイ~ルクソール~エクスカリバー

↑こちらも無料で無人運転になります。

ラスベガスのトラム内

車内はこんな感じです。
1つの区間は数分程度なので、歩くよりはずっと楽ですね。
でも、トラムがあるのは数か所だけなので、あとはほぼ歩きで移動となります。
靴は歩きやすいものがおすすめです。




モンテカルロ(PARK MGM)のチェックインとチェックアウトはすごい!




今回、改装中のモンテカルロホテルに滞在したのですが、改装が終わるとこのホテルはPARK MGMというホテルに生まれ変わります。

既に新装された部屋があり、今回泊まったのはPARK MGM仕様のお部屋でした。
赤が基調となったかっこいいお部屋で、おしゃれな仕上がりになっていましたよ。


モンテカルロのチェックインとチェックアウトは無人で行われます。
フロントで人と話すことはないのです。

モンテカルロのチェックイン、チェックアウト

このタッチパネルで予約情報を入力すると、お部屋が既に用意されている場合はキーが発行されます。
私は昼頃到着したので、まだお部屋が用意されていなかったため、用意でき次第メールでお知らせするとのこと。
メールアドレスを入力して、荷物をベルボーイさんに預け、観光に出かけました。

すると、しばらくしてメールが。
メールにはQRコードがあり、そのQRコードをタッチパネルの横にあるリーダーにかざすと、お部屋のカードキーが発行されるのです。
支払いはタッチパネルの横にあるクレジットカードの機械に読み込ませるだけです。


チェックアウトも、チェックアウト前にメールが届き、クリックするだけ。
お部屋のカードキーはキードロップに入れるだけ。

清算書もメールでチェックアウト後に送られてきます。

並ぶ必要もないし、簡単で、本当に楽ちん。

こういうシステムでチェックイン、チェックアウトできるホテルがどんどん増えていくんでしょうね。
すごいです。













2018/03/30

映画レビュー『ワンダー 君は太陽 WONDER』あらすじ【ネタバレあり】

ワンダー 君は太陽』は2017年のアメリカ映画です。

生まれつき顔に障害を持つ少年が、小学5年生で初めて学校に通うことになったところから物語は始まります。
それによって起こる学校の子どもたちとの摩擦やいじめ、心の傷、そして友情が芽生えていく様子や、それを見守る家族の愛情などが描かれていきます。

母親役にジュリア・ロバーツ。
子役には映画『ルーム』の演技で天才子役と称されたジェイコブ・トレンブレイ。

『ルーム』は、10代後半で誘拐され、7年間もの間監禁され、誘拐犯の子どもを産んで育てなければならなかったジョイと5歳になった息子のジャックとの閉ざされた生活と脱出のお話です。
実際にあった「フリッツル事件」を元に映画化された作品で、多くの賞を受賞した衝撃作なので、機会があったらぜひご覧ください。

とてもリアリティがある映画になっていて、これが実話なのだと思うと本当にぞっとします。このような監禁事件は日本でも起こっていますし、世界ではいくつもの事例がありますね。
その子役を見事演じた少年が、このワンダーの子役を演じているのですから、期待通りのさすがの演技力です。

可愛い顔に特殊メイクを施し、目をそむけたくなるような傷のある独特な顔になってはいますが、そのしぐさや演技は可愛さを隠せません。
初めて学校に通い、同級生から距離を置かれたり、いじめられたりする少年の心をうまく表現しています。



『ワンダー』はニューヨークタイムズ・ベストセラーリスト第1位の小説の映画化、原作が全世界で800万部突破、制作が『美女と野獣』のスタッフということで、映画に対する期待も高まります。



ワンダー 君は太陽




オーガストことオギーは生まれた時から顔に障害を持ち、何度も繰り返し手術を受けたのですが、顔には傷が残り、初めて会う人は思わず目をそむけてしまいたくなるほど痛々しさが残る顔でした。

そのため家庭で母親が勉強を教えてきたのですが、小学校5年生になる機会に学校に通うことになります。

人に会う時は顔を隠すためヘルメットをかぶっているオギーですが、初めての登校日、学校の前でヘルメットを脱ぐのです。

学校では3人の学友代表がオギーを案内するために待ちかまえています。
自分のことばかり話す女の子と、二人の男の子。
この二人の男の子がこれからのオギーのスクールライフに大きく影響を与える存在となります。


初めは距離をおかれているオギーですが、ジャック・ウィルとは少しずつ打ち解けて仲良くなっていきます。




ハロウィンはオギーが大好きなイベントでした。

なぜなら仮装で顔を隠すことができる唯一の日だから。


オギーは仮装のマスクをかぶってハロウィンを楽しみますが、オギーが近くにいるとわからずに、クラスメイト達がオギーの悪口を言っているのを偶然聞いてしまいます。


仲良くなれたと思ったジャック・ウィルまでが、「あんな顔だったら自殺しちゃうよ」と自分の悪口を言っているのを聞いてしまい、オギーは深く傷つきます。

オギーは翌日からジャック・ウィルを避けるようになり、ジャック・ウィルはなぜオギーが突然自分を避けるのかわからないまま戸惑います。



この映画の面白いところは、オギーだけに焦点をあてているのではなく、姉のヴィアと友だちのミランダとの関係にスポットをあてたり、ジャック・ウィルの視点から描いたり、色々な角度から物語を展開しているところです。

それぞれの事情や心情がわかりやすく描かれているので、感情移入もしやすいと思います。


どこか『スタンド・バイ・ミー』を思い出させる子どもたちの友情や関係性があり、見る人の心を揺さぶり、そして、ずっと心に残る作品だと思いました。

後味の良い映画なので、多くの人に見てほしいと願います。


WONDER ワンダー



2018/03/29

アンテロープキャニオン&グランドキャニオン&ホースシューベンド旅行記 アメリカ西海岸ラスベガス発

アンテロープキャニオン


アンテロープキャニオン

アンテロープキャニオンへはラスベガスから車で約4時間半かかります。

ラスベガスへの直行便がない日本からここに行くためには、ロサンゼルスなどへ飛行機で飛び、乗り換えてラスベガスへ。そして、ラスベガスから陸路を行くことになります。

でも、それだけの労力と時間を費やしても行く価値のある場所であることは間違いありません。

写真で見ても美しくてため息が出るほどなのに、実際に目の当たりにすると人生観が変わるほどの衝撃があります。


アンテロープキャニオン



アメリカ原住民の1つ、ナホバ族の一人の少女が偶然発見したアンテロープキャニオンは、現在ではナホバ族の大事な収入源となっています。

『アッパー』と『ロウワー』という二つのアンテロープキャニオンがありますが、そのどちらへ入るのも、ナホバ族のガイドツアーに参加しなくてはなりません。

およそ15人までを1グループとして、1人のナホバ族ガイドが同行します。


今回はロウワーの方に行ってきました。


アンテロープキャニオンに行くためには、絶対に守らなくてはならない約束事があります。

☆荷物は持たない。

最小限のカメラ(スマホも可)や貴重品をポケットに入れるか、小さいウエストポーチなどに入れ、上着で隠すようにしなくてはなりません。
もしも、ナオバ族のガイドに荷物が見つかってしまうと、車に置いてくるように指示され、荷物を置いてこないと同行させてもらえないそうです。

砂埃よけのためにマスクとサングラスがあった方が良いです。
細くて急なはしご階段を上り下りするので、靴はスニーカーなどにして、ヒールのある靴などを履いていくのはやめましょう。
服装も動きやすいものを。スカートなどはもっての外。
気温が低い場合が多いので寒さ対策もしっかりしておいた方が良いです。

3月中旬でしたが、長袖にジャケット、ジーンズ、スニーカー、そして念のためユニクロのダウンを持っていきました。
結局ダウンは必要なかったのですが、気候によっては必要になるほど寒いこともあるそうです。


アンテロープキャニオン

最近はiPhoneでも美しい写真が撮れるそうです。
その場合はコツがあるそうで、ガイドさんが教えてくれたその方法は

・カメラを起動する
・右上の〇が三つかさなったマークを押す。
・『ビビッド』か『ビビッド(温かい)』を選択

というものです。

こうすると美しいオレンジがかったアンテロープキャニオンを誰でもカメラにおさめることができるんだそうです。
アンテロープキャニオンを訪れたら、ぜひ、試してみてくださいね。


ホースシューベンド


名前の通り、馬の蹄鉄のように曲がっているから、ホースシューベンドと呼ばれています。

ホースシューベンド

切り立った崖になっていて、柵も何もないので、のぞき込むのは恐ろしくてできません。

深さは約300m。落ちたら命はありません。
ふざけて押すなんて絶対だめ。フリじゃありませんよ。

ホースシューベンド
最近とても人気の出ているスポット、ホースシューベンドはアンテロープキャニオンからほど近い距離にありますので、アンテロープキャニオンと一緒に観光したいですね。


グランドキャニオン



もう有名すぎて、名前は誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

グランドキャニオン

昔も今も人気の観光スポット『グランドキャニオン』。ここは国立公園になっていて、コロラド川によって浸食された峡谷です。
地層が好露出していて、とにかく壮大な景色を堪能できます。

公園の中には宿泊施設がいくつもあり、宿泊して観光する人が多いそうです。
それだけ広くて見るところがたくさんあるということですね。

柵は一部の場所にはあるのですが、柵がないところが多いので、自分の好きな場所に行って写真を撮る場合には落ちないように注意することが必要です。


ラスベガスからアンテロープキャニオン、ホースシューベンド、グランドキャニオンは日帰りツアーもあります。
ゆっくりしたい人は1泊か2泊のツアーを選ぶといいですね。

一生に一度はみんなに見てほしい。
とてつもなく壮大で、荘厳で、信じられないほど美しい場所です。















2018/03/28

ロサンゼルス☆ハリウッド サンタモニカ ロデオドライブ☆LA旅行記 LOS ANGELES巡りとUber

ロサンゼルスに到着したのは2018年3月18日。
30年ぶりくらいのロサンゼルスになります。

今回ロサンゼルスではラスベガス滞在の前後2泊だけの滞在なので、あまり時間がありません。そこでロサンゼルス国際空港近くのホテルに宿泊することに。
最初は『ロサンゼルス・エアポート・マリオット』。帰国前の一泊は『ヒルトン』に宿泊しました。


ロサンゼルス国際空港(LAX)に到着し、空港外に出ると、シャトルバス乗り場が何か所かあります。最寄りのバス停を見つけて待っていると、次から次へとホテルの送迎シャトルバスがやってきます。

シャトルの数が多く感じたのはヒルトン。正確にはわかりませんが、体感としては10分程度に1台ほどはやってくるようです。
かなり頻繁にくるので、待つストレスは少ないです。

マリオットのシャトルはなかなか来ないので、しばらく待っていると、ようやくシャトルがやってきました。
マリオットは30分おきに運行しているようです。一本逃すとかなり待つことになるので、気を付けましょう。

どちらも24時間運行していますので、便利ですね。
無料で空港を往復できるし、空港への所要時間も短いので、ロサンゼルスの観光地に泊まるより空港周辺に泊まる方が楽ではないかと思います。


ロサンゼルス・エアポート・マリオット

マリオットは豪華ではないけれど小ぎれいで、良い感じでした。

ヒルトンは部屋が古く、設備も古い。
でも広さだけはかなりあり、クイーンサイズベッドが軽く4台は置けるような広さ。

ヒルトンはヒルトンオナーの会員にならないとWi-Fiが使えず、手続きもややこしくてつながりにくい。本当にヒルトンはこういうところがダメですね。
どこに行っても勧誘があるし、もうヒルトンには泊まりたくありません。(笑)←苦笑いです。

マリオットはシャトルの間隔が30分おきということを除けば、それほど悪い点はありませんでした。Wi-Fiも無料でしっかり使えました。


ハリウッド&ハイランド



ロサンゼルスといえば、なんといってもハリウッド。ハリウッドサインをバックに撮影するのは必須ですね。

ガイドブックにハリウッド&ハイランドできれいにハリウッドサインを撮影できると書いてあったので、行ってみました。

ハリウッド&ハイランドからのハリウッドサイン

ハリウッド&ハイランドの建物に渡り廊下のような部分があり、その3階あたりからハリウッドサインを撮影している人が多いです。

きれいに見えますが・・・なんといっても遠い。iPhoneで撮影すると、文字が小さすぎて、拡大しないとわからないほどに小さくなってしまいます。
人物を入れて撮るとなおさらハリウッドサインが小さくて、「ここが本当におすすめポイントなの?」と首をかしげてしまいます。

もっと近くでハリウッドサインを撮影できると良かったのですが。

個人的には人物を入れてハリウッドサインを撮る場合、特にiPhoneなどで撮影する場合はハリウッド&ハイランドでの撮影はおすすめできません。

買い物をするところと食事をするところはあるので、行ってみる価値はあります。
また、トイレもあるので、休憩するには良い場所だと思います。



チャイニーズシアターとスターの手形




ハリウッドの象徴的建物は昔からチャイニーズシアターです。

チャイニーズシアター

そして、このあたりの歩道にはめ込まれたピンクの星形のフレーム。刻み込まれた名前はスターの証「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」

スターの証「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」

このあたりで目立ったのは、変な偽物ミッキーマウスやスターウォーズ、スパイダーマンなどのコスプレをして観光客と写真を撮り金銭を要求する人たちでした。
気軽に面白がって一緒に写真を撮ってもらうと、しつこく金銭を要求されます。
気を付けましょう。
※このあたりだけでなく、色々な観光地にも同様の人たちがいましたので、アメリカ観光に行く時は注意した方がいいです。もちろん、お金を払っても撮りたいというなら構わないと思いますが。


La La LAND ショップ

チャイニーズシアターの道路をはさんだ隣にLA LA LANDのショップができていました。

Uberの運転手さんも社内でラ・ラ・ランドの音楽を流しながら、「この道路はラ・ラ・ランドの撮影で使われたのよ」などとやたらラ・ラ・ランド推しだったので、やはりロサンゼルスではラ・ラ・ランドはかなりの人気のようです。

個人的にはあまり好きな映画ではないので、全く興味がなかったのですが、お好きな人はこちらのショップも立ち寄ってみるとよいのではないかと思います。



Uberは便利・・・だけど・・・




今は日本でも使う人が多くなったUber。

アプリで目的地を検索して、料金を確認した上で申し込むと、車が今自分がいる場所に迎えに来てくれる。そして、何も言わずとも目的地まで送ってくれて、支払いは事前に決められた金額をクレジットカードで決済するだけ。

と、まあ、とても便利なツールなのです。
ぼったくられることもなく、納得した金額で目的地まで行けて、タクシー乗り場を探す必要もなく、迎えに来てくれるわけですからね。

しかし、これをロサンゼルスの移動で何回も使った結果、わかったことがあります。

それは・・・GPSが少しずれているだけでUberは客を見つけられない→電話がかかってくる、そして、それは頻繁に起こる。ということです。

電話がかかってこなかったのは、マリオットホテルでUberを呼んだ時だけ。
あとは、チャイニーズシアター周辺やロデオドライブ、サンタモニカなどで呼んだ時、全てでドライバーから電話がかかってきました。

ですので、電話が通じることが大前提となります。
次に英語で応対できないと、話になりません。

結局Uberも英語が使えないと、うまく使うことができないということですね。

☆ちなみにソフトバンクのアメリカ放題はアメリカ旅行にはとても便利です。
ソフトバンクの孫社長がアメリカのSprintを買収してくれたおかげで、アメリカ本土やハワイなどでソフトバンクユーザーは無料で通話やネットができるのです。
これは本当に神のように便利。
旅行に行くことが多い人は、ソフトバンクのアメリカ放題がおすすめです。


Uberの運転手はプロではないようです。
アメリカの場合、自分の車があればUberに登録してドライバーになれるようで、iPhoneなどのナビを使って、ドライバーをしている人が多いようです。

行き先はナビが案内してくれますし、料金もクレジットカードで支払われ、後にドライバーに支払われるわけですので、ドライバーにも乗客にもとても合理的なシステムになっているUberですが、この素人ドライバーのおかげで、ロサンゼルスで2回、あやうく他の車と事故になるところでした。

素人ドライバーなので、運転がうまいとは限りませんし、ドライバーは移民系の人が多く、英語のなまりもあり、性格も穏やかでない(ちょっと怖い系)人もいました。
まあ、車の位置をUberが把握しているので、犯罪に巻き込まれることはないと思いますが、事故にあう可能性は否定できないと感じました。

なにしろ、一日で2回も事故にあいそうになるなんて、普通はないですからね。

普通のタクシーがいいか、Uberがいいか。どちらも一長一短かもしれません。



ビバリーヒルズとロデオドライブ




ロサンゼルスと言えばハリウッド、そして、ビバリーヒルズですね。
言わずと知れた高級住宅街。
Uberの運転手さんにビバリーヒルズの中を走ってもらって見学、その後、ロデオドライブでおろしてもらいました。

ロデオドライブはハイブランドショップが道の両側に立ち並ぶハイソな通り。
道路の脇には高級車がずらりと駐車しています。

きれいな街並みなので、写真を撮るには最適ですね。



サンタモニカ




サンタモニカは海辺の町。ビーチが有名です。
でも3月なので気温が低く、皆長袖だったので、海で泳いでいる人は皆無でした。
夏ならもっと華やいでいたのだと思います。


サンタモニカのビーチ

サンタモニカの「サード・ストリート・プロムナード」は歩行者天国のストリート。

ストリートミュージシャンたちが所々で演奏していて、楽しい雰囲気でショッピングや食事ができます。
サンタモニカのお店
古き良きアメリカ的なお店で食事。「Barney's Beanery」

Barney's Beaneryのメニュー

メニューは新聞風になっていて、メニューの種類も豊富。料理もボリューミー。
さすがアメリカですね。
シュリンプがとても美味しかったです。



結局30年たってもあまり変わっていないロサンゼルス




30年ぶりとは思えないほど、ほとんど変わっていなかったロサンゼルス。
大都市のはずなのに、あまり発展もしていないんですね。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークに行かない場合は1~2日あれば見終わってしまうくらい見どころは少ない町です。

今回はラスベガスとアンテロープキャニオン、グランドキャニオンがメインの目的なので、ロサンゼルスはさらっと見て回っただけですが、これで十分かなという感じがします。
次にもしも来ることがあったら、速攻でディズニーランドとユニバーサルスタジオに行くことにしようと思います。





















2018/03/26

映画レビュー『シェイプ・オブ・ウォーター THE SHAPE OF WATER』あらすじ【ネタバレあり】

第90回アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』は2017年のギレルモ・デル・トロ監督の作品である。

シェイプ・オブ・ウォーター


幼いころに母親からの虐待により声帯を切られ、発話することができなくなった女性イライザと、アマゾンの奥地で神としてあがめられていたが研究のため航空宇宙研究センターに連れてこられた半魚人とのラブストーリー。


イライザは、アパートの隣人であるゲイのジャイルズと、家族にも似た関係を保ちながら日々暮らしていた。
ジャイルズとは時々出かけたり、食事をしたり、一緒にテレビを見たり、なんでも話ができる親友であった。


イライザは毎日ゆで卵を作り、夜勤の仕事に出かけていく。
仕事先の航空宇宙研究センターでは清掃員として働き、同僚のゼルダと共に退屈な仕事をこなしている。

ある時、研究センターに半魚人が運ばれてくる。アマゾンの奥地で現地人から神として崇拝されていた半魚人だったが、研究のため鉄の鎖で首をつながれ、研究センターの水槽に閉じ込められていた。

軍人のストリックランドは電撃棒で半魚人を虐待し、自分の指を食いちぎった半魚人を殺そうとする。半魚人を殺して解剖することを強く進言し、上官にこれを認めさせてしまう。


半魚人と出会ったイライザはゆで卵を渡し、「エッグ」という手話を教える。
レコードを持ち込み音楽をかけ、「ミュージック」という手話も教え、二人は少しずつ近づいていく。

声を出して話をすることができないイライザを半魚人はそのまま受け入れてくれる。自分自身の本当の姿だけを見てくれる。
言葉がなくても通じ合える二人は次第にお互いを必要とし、恋に落ちていった。


ストリックランドが半魚人を殺そうとしていることを知ったイライザは、ジャイルズを説得して半魚人を助け出す計画を立てる。
ソ連のスパイだったホフステトラーの協力を得て、半魚人を連れ出したイライザは自分の部屋のバスタブに半魚人をかくまう。


そして、二人は結ばれた。

部屋を水で満たし、愛し合う二人。

ホフステトラーから「清掃員のところにいる」ことを聞き出したストリックランドは、イライザの親友ゼルダの夫を脅し、半魚人がイライザの部屋にいることを突き止めた。
ゼルダから電話を受けたイライザは半魚人を桟橋から海へ逃がすため、桟橋に急ぐ。






「あなた、私、一緒」という半魚人に対して首をふるイライザ。一緒に行くことはできないと別れを惜しむ二人と見守る親友のジャイルズの元に、あのストリックランドがやってくる。
ストリックランドは拳銃で半魚人を撃ち、イライザにも発砲する。



倒れる二人。


だが、半魚人には傷を治す力があり、撃たれた傷はみるみるうちに回復した。
半魚人はストリックランドを殺害し、撃たれたイライザを抱きかかえて水中に飛び込む。
そして、水中で半魚人はイライザにキスをし、優しく首をなでた。

イライザは息を吹き返し、二人は水の中で幸せに暮らしていくのだった。



おとぎ話のようなラブストーリー


美しくもなく、裕福でもなく、普通の人のように話しをすることもできないイライザと、研究のために捕らわれた異形の生物との恋愛物語。
それがシェイプ・オブ・ウォーターの大きな柱だが、この柱の周りには何人もの個性的な人物や、エピソード、監督の意図が散りばめられている。


☆人魚姫


「話ができない」ことや「海」というキーワードから「人魚姫」のお話が頭をよぎる。

イライザにとって半魚人は待ち続けていた王子であったのだろう。
初めは醜く見えた半魚人だが、引き締まったスタイルや治癒させる能力を持つなど、徐々に人間以上の存在に思えてくる。

☆緑


そして、この映画全体に散りばめられた「緑」という存在。
緑のケーキ、緑の車、緑の制服、緑のゼリー・・・・
そこかしこに緑が強調されたシーンがある。

この「緑」に監督が何かを意図しているのは確かだ。
しかし、その意味は見る者によって受け取り方が違うだろう。


☆親友二人


イライザの親友であるゼルダとジャイルズ。

ジャイルズはゲイ。そしてハゲに悩んでいる。前職はクビになり、失業中。今は絵を描いて細々と暮らしている。

ゼルダは黒人女性。夫は腰が痛いといって何もしない。ゼルダは不満を抱えて暮らしている。

この物語の中に美しい人は一人も登場しないし、幸せな人間も登場しない。

唯一、ラストでイライザと半魚人が幸せになるのだが、それもこの人間の世界ではなく海の中のお話に過ぎない。そして、それも不確かな想像でしかない。


☆完全な悪役と不完全な援助者


ストリックランドは完全な悪役だ。本当に嫌な男で、半魚人に噛まれた指が腐っていくことが小気味よくさえ思えるほどである。

こういう胸糞悪い悪役の存在こそが物語の影となり、主人公たちを輝かせるものなのだろう。

イライザと半魚人に力を貸したホフステトラーだが、最終的にはストリックランドに半魚人の居場所をしゃべってしまう。
そのためにイライザたちが窮地に立たされ、追い詰められるのだが、この映画においてホフステトラーの存在はポイントポイントで重要で、なくてはならない存在であったといえる。


美しくないけれど、すごく美しい物語



美しい人は誰もいないし、エピソードのどれも美しくはない。
暗くて汚い場面が多いし、華やかなシーンはほぼない。

イライザと半魚人のラブシーンも決して美しくはない。

でも、最後にはすべてが美しく見えてしまう。

それがこの映画の最大の魔力だと思う。

心が揺さぶられ、水の中の二人が美しく輝いて見える。

この映画は今まで見た中でも特に大好きな映画になったし、後々に残る名作の1つになるだろうと思う。

最高に美しい映画。それが「シェイプ・オブ・ウォーター」なのである。

シェイプ・オブ・ウォーター










2018/03/25

ANA 国際線ビジネスクラス フルフラットシートは神!ALL NIPPON AIRWAYS BUSINESS CLASS

ANA国際線ビジネスクラス

(今回は成田~ロサンゼルス線)の紹介です。

ANAが誇るビジネスクラスのフルフラットシート

フルフラットシートを互い違いに配置した、スタッガードシート配列で、どの席からでも直接通路に出ることができる、全席通路側スタイル


そして、ボタン1つで椅子の状態からベッドの状態になる操作性の良さ。

フルフラットになったら、程よい弾力のベッドパッドを敷いて、クッションを枕にし、薄手の掛布団(毛布ではなく、中綿が薄く入っているものです)を掛けて、ぐっすり熟睡できます。

フルフラットの状態

これなら長時間のフライトも苦になりません。

※身長180cm以上の人には少し窮屈かも。185cmを超えると足を伸ばして寝ることは難しい可能性があります。

※全機種がこのタイプのフルフラットシートというわけではないので、要注意です。



座席の前

座席の前には大画面のシートモニター(タッチパネル式)。大きいので映画などのエンターテイメントもとても見やすく、迫力も違います。

「ノイズキャンセリングヘッドホン」「ベッドパッド」「ボディラインキルトコンフォーター(薄い肌掛け布団のようなもの)」「スリッパ」「アメニティ(アイマスク、耳栓、歯ブラシ、フェイシャルミスト、ハンドクリーム、リップクリーム)」などが用意されています。

モニター下には物入が二か所あります。
※上部の物入はベッド時にはベッドの一部になります。椅子の状態の時にはフットレストとしても使用可能。
※下部の物入には荷物が置けます。

アメニティ


靴は座席の下に収納可能。靴が収納から飛び出さないようストッパーがついています。
※ストッパーを上にスライドさせて靴を奥に入れ、ストッパーをおろします。


モニターの下部にある電源
モニターの下にあるフタを開けると、USB電源とAC電源などがあるので、スマホやラップトップ、デジカメなどの充電も飛行中に行えます。

機内のWi-Fiは有料で30分で$4.95、1時間$8.95、フルフライト$19.95となっています。支払いはクレジットカードのみ。離着陸の各10分は使用できません。



モニターのコントローラーと、座席のリクライニングスイッチ

シートの横にはサイドテーブルと小物入れがあり、サイドテーブルの横にはモニターのコントローラー、座席のリクライニングスイッチがあります。
シートをフルフラットのベッド状態にするのもスイッチを一度押すだけなので、とっても簡単。力いらず。便利ですね~。

サイドテーブルとウェルカムドリンク

サイドテーブルにはドリンクホルダーとフタつきの小物入れがあります。
搭乗後、離陸前にウェルカムドリンクがふるまわれます。シャンパンとジュースがありました。画像はオレンジジュースです。

アミューズ

シャンパンとアミューズ。合鴨のテリーヌ、チーズスティック、小エビときゅうりのマリネ。
シャンパンが美味し~。
パンにはバターとオリーブオイルが付きます。
そしてスープ。

サーモンとキッシュ

アペタイザーはスモークサーモンとセロリ、リンゴのサラダとキッシュ。

牛フィレ肉のステーキ

そしてメインディッシュ。肉と魚を選べますが、迷わず肉!

牛フィレ肉のステーキ(ヴィンコットソース)。
柔らかくて美味しい~。ちゃんとレストランの味。ほんとに美味しかったです。

デザートには抹茶のムースをいただきました。

フルフラットシート

至れり尽くせりの国際線ビジネスクラスのサービス。

お高いですが、10時間を超える長距離フライトでは、このフラットシートが本当に神!と思えます。

成田~ロサンゼルス間もほとんど疲れなくフライトすることができました。

成田~ローマの12時間フライトをアリタリアの狭いエコノミーの座席で往復した時は、足があまり動かせなくて、本当に辛い思いをしたので、このANAのフルフラットは本当に助かりました。

食事が美味しいのも、モニターが大きいのも、アメニティがたくさんあるのも嬉しいことは嬉しいですが、なんといっても座席の座り心地が一番重要ですね。

ANAのビジネスクラス、フルフラットシートは長旅に超おすすめです!








2018/03/07

映画レビュー『15時17分、パリ行き』クリント・イーストウッド監督作品【ネタバレあり】あらすじ

映画『15時17分、パリ行き』は実話である。
そして、クリント・イーストウッド監督の最新作。(2018年現在)

その2点が、この映画を見に行こうと思った動機でした。

特筆すべきは、この映画が実話を元にした映画というだけでなく、主人公として登場する3人が実際に事件に遭遇し、多くの人々を救ったヒーローその人達自身であるという点です。

本人が演じる、そんなリアリティが映画を見ると明確に伝わってきます。
俳優では成しえなかったリアリティ。
演技を超えた演技。そんな迫力が見る人の心を最後の最後まで惹きつけて離しません。

クリント・イーストウッド監督の大英断に心から拍手を送りたいと思います。


15時17分、パリ行き







2015年にアムステルダムからパリに向かう高速鉄道タリスの列車内で実際に起こったテロ未遂事件。
※数名の負傷者は出ましたが、犯人が企んだ大量虐殺は3人のアメリカ人ヒーロー達によって阻止されました。


犯人は何百発もの弾丸を携え、銃とナイフを持ち、列車に乗り込んできます。
犯人に乗客の一人が撃たれ、乗客たちは逃げまどいます。

その犯人に自らの命も惜しまず突進したスペンサー。彼が3人の中でも一番のヒーローであり、この映画の中心人物でもあります。


実際に映画の中で、この列車内の事件のシーンは少なく、ほとんどの時間が3人の過去を追うことで費やされます。

中学時代、3人はいわゆる落ちこぼれでした。
注意欠陥多動性障害ではないかと学校から言われ、学校を追われ、3人はバラバラになってしまいますが、その後も彼らは連絡を取り合い、仲良しの親友であり続けたのです。

子どものころからサバイバルゲームが大好きだった3人ですが、アレクはオレゴン州兵になり、スペンサーも軍隊に志願します。
スペンサーは戦争に行って人を助けたいという気持ちが強く、軍隊の中でも花形であるパラレスキュー隊に入りたいと熱望しますが、奥行視覚テストにパスできず、パラレスキュー隊には入隊はかないませんでした。
他の軍に配属されたスペンサーでしたが、寝坊をし、裁縫もうまくできず、その軍をクビになり、「身を守る」だけの部隊に配属されます。
そこでスペンサーは柔術を習い、相手を羽交い絞めにして動きを封じることなどを学びます。
この柔術が列車の中での犯人の格闘時に発揮されることになるのです。


3人は休暇を使ってヨーロッパを旅行することになります。
イタリア、ドイツ、アムステルダムを経て、パリへ。
そのパリ行きの列車内で事件に巻き込まれることになるのでした。

列車内で3人はWi-Fiが使え、飲み物のサービスがある1等車に席を移動しています。
この席の移動も重要なファクターとなります。

彼らが席を移動していなかったら?考えただけでもぞっとします。


3人は決してできの良い子どもではなかったし、3人の親たちも辛い思いを何度もしてきました。
それが、最後のフランスでの勲章授与式とアメリカでのパレードでやっと報われるところが爽快です。

誇らしそうに息子を見つめる母親たち。
息子を信じて育ててきた母親たちもまた、その時に大きな勲章を得たのではないでしょうか。


この映画は実話であり、ドキュメンタリーに近いように感じるかもしれませんが、実際に映画を見終わって思うことは、これは完全なクリント・イーストウッド監督の映画作品であるということです。
3人が当事者であり、素人であることをすっかり忘れて、普通に俳優が演じている映画を見ているような自然さがあることに驚きを隠せません。

クリント・イーストウッド監督の意図は完全に成功していると感じました。
多くの人に見てもらいたい映画の1つになることは間違いないと思います。